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UniFEP for EPOC/5mx/Revo用 ユーザー辞書登録ツール
UDicTool Ver.1.11 (2000.3.22)
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【謝辞】
本プログラムの作成にあたり、株式会社エヌフォー様より技術面での御指導および
御協力をいただきました。ここに感謝いたします。
目次
1. はじめに
2. 変更点
3. 動作環境
4. 導入/削除方法
5. 実行方法
6. 機能
7. 注意・制限事項
8. 改訂履歴
1. はじめに
このツールは、UniFEP for EPOCのユーザー辞書をPsion本体上で登録するための
ものです。
2. 変更点
機能はVer.1.10と何も変っていません。Revoでの使用を考慮したことと、アンイ
ンストールをきちんと行えるよう、以下の点に手を加えたのみです。
(1) 従来、手抜きで48x48のアイコンしか作りませんでしたが、RevoのExtras
バーが32x32のアイコンなので、32x32と24x24のアイコンも作りました。
(2) SISファイルが不完全で、アンインストールしても削除されないファイルが
あった点を修正し、完全に削除できるようにしました。
3. 動作環境
このツールを動作させるためには以下の環境が必要となります。
・PSION Series5, 5mx, revo
・UniFEP for EPOC/5mx/Revo
4. 導入・削除方法
(1) 導入方法
ダウンロードしたZIPファイルを展開します。
ZIPアーカイブの中身は下記の通りです。
.\ --- UDicTool.txt 本テキスト
UDicTool.SIS アプリケーション
src\ --- UDicTool.opl OPLソース
UDicTool.mbm アイコンイメージ
PsiWinまたはMacConnectを用いて、UDicTool.SISをインストールしてくださ
い。Extrasバーに、辞書のようなアイコンが現れれば成功です。
(2) 削除方法
コントロールパネルのAdd/removeより、UDicToolを削除してください。
Extrasバーからアイコンが消えれば成功です。
5. 実行方法
ExtrasバーからUDicToolを選びます。
UniFEPのユーザー辞書を読み込んだ後、読み仮名と登録語を入れるダイアログが
表示されます。これがメインの画面で、ここから様々な操作を行います。
メイン画面より[終了]ボタンを押すと、変更された辞書をUniFEPのユーザー辞書
ファイルに書き込んで終了します。登録内容は、UDicToolを終了した時点で、初
めて有効になります。
6. 機能
UDicToolは以下の機能を有しています。
(1) 辞書登録
メイン画面で読み仮名と対応する登録語を入力し、[登録]ボタンを押すと、
入力内容が登録されます。
(2) 辞書削除
メイン画面で読み仮名または登録語を入力し、[削除]ボタンを押すと、該当
する登録を確認した上で削除します。
(3) オプション画面
以下(4)〜(7)の設定および拡張機能を提供します。オプション画面へは、
[オプション]ボタンを押すことで入れます。メイン画面へ戻るには、[戻る]
ボタンを押します。
(4) 中間ファイル保存設定
UDicToolは処理の都合上、UniFEPのユーザー辞書の中身を中間ファイルに読
み込んでいます。この中間ファイルを終了時に削除せず、次回もそのまま使
用する場合は、チェックボックスをオンにします。
中間ファイルを保存しておくと、起動時にいちいちUniFEPのユーザー辞書
ファイルを読みにいかないため、起動が早くなります。
手作業で辞書を追加されることがあるようならば、間違って上書きしない
よう、オフにしておくことをお勧めします。
(5) 辞書再読み込み
UniFEPのユーザー辞書ファイルを再読み込みします。
手作業でユーザー辞書を書換えたり、間違って余計な登録語を削除してし
まったような場合に、使用します。
(6) ファイル読込み
任意のテキストファイルを読み込んで、辞書を一括登録します。
登録には、置き換えと併合(マージ)のどちらかを選べます。
登録用のテキストファイルは以下の条件を満している必要があります。
文字コード: UTF-8, ShiftJIS, JIS, EUC-JPのいずれか
改行コード: Mac(CR), UNIX(LF), DOS(CR+LF)のいずれか
行の書式: 以下のいずれか
読み仮名[space]登録語1,登録語2,...,登録語n (UniFEP形式)
読み仮名[space]登録語1[space]登録語2[space]...[space]登録語n
読み仮名[tab]登録語1[tab]登録語2[tab]...[tab]登録語n
一行の最大長: 253バイト(253文字ではありません)
その他: 同一の読み仮名が複数行にあっても構いません
最終行の"End"はあっても無くても構いません
ソートは不要です
(6) ファイル書出し
任意のテキストファイルに登録内容を書き出します。
書式はUniFEPユーザー辞書形式のみです。
文字コード・改行コードの対応はファイル読込みと同じです。
7. 注意・制限事項
・登録に関する制約
・読み仮名の最大長は32文字までです。(32バイトではありません)
・1つの読み仮名に対する登録語の最大量は、次の計算に基きます。
(読み仮名のバイト数)+(登録語の総バイト数)+(登録語の数)≦253
なお、バイト数はUTF-8コードにおけるバイト数ですので、基本的には文字
数の3倍と考えていただけばよいと思います。
・読み仮名・登録語ともに半角カナを含むことはできません。
・強制終了について
UDicToolは、処理中の[Ctrl]+[Esc]に対してガードはかけていません。そのた
め、中間ファイルへのアクセス中に、強制終了された場合は、中間ファイルを
破棄し、次回起動時に無条件でUniFEPのユーザー辞書をロードします。
・デバッグモードについて
UDicToolは日本語入出力のために、UniFEPのAPIによる描画モードの切り替え
を行っています。そのため、実行時のエラーが発生しOPL側がアラートのダイ
アログを出そうとすると、描画処理が正常に行なえず、OPL諸ともKERN-EXEC
エラー(Reason No.3)でクラッシュしてしまうことがあります。
このような際に、エラーメッセージを確認できるよう、UDicToolでは起動時、
画面右上に"Initializing..."のメッセージ表示中に何かしらの文字キーを押
していると、描画モードの変更を行わない、デバッグモードに入ります。
(ダイアログが画面からはみ出し、文字化けの状態になります)
したがって、起動時にうっかり何かのキーに触れているとデバッグモードに
入ってしまう事がありますので、ご注意ください。その場合は、[Ctrl]+[E]
キーを押せば、何もせずに終了できます。
なお、もしUDicTool実行中にKERN-EXECエラーに遭遇した場合は、デバッグ
モードでエラー内容をご確認いただき、発生時の操作、再現条件等の情報を
お知らせいただけると幸いです。
・このツールは、第2節の動作環境において、動作確認を行っていますが、動作
およびデータの保全について保証するものではありません。本ツールの使用に
よるデータ破損等の責任は負いかねますのでご了承ください。
・このツールはフリーウェアです。改変・再配布は自由に行っていただいて構い
ません。
・このツールの著作権は私、三橋が所有しておりますが、あくまでUID管理上の
都合によるもので、同一の名称やUIDを用いないなどの配慮をしていただく限
り、再利用等を妨げるものではありません。
8. 改訂履歴
■ Ver.1.00(99.11.20)
・初回リリース
■ Ver.1.01(99.11.27)
・Series5mxに対応
・読み仮名と登録語の双方を指定して削除しようとすると、登録されている
はずの単語が「登録されていません」と表示され、削除できない点を修正。
・Word等他のアプリケーション使用中に起動すると、UDicTool終了後に直前
の画面に戻らず、システム画面になってしまう点を修正。
■ Ver.1.02(99.11.29)
・読み仮名に「ー」の文字があると、不正な文字と判定してしまう点を修正。
■ Ver.1.10(99.12.5)
・ファイル読み込みで半角カナを読み込むとクラッシュする点を修正。
・ShiftJIS,JIS,EUC-JPテキスト読み込み時に、長さが170バイト以上の文字列
を読み込むとクラッシュする点を修正。
・エラー処理ルーチンに論理的ミスがあり、エラー内容と無関係なメッセージ
を出してしまうことがある点を修正。
■ Ver.1.11(00.3.22)
・Revo対応。(32x32,24x24のアイコンをちゃんと作っただけ)
・SISファイルの不具合を修正。
※ UniFEP および UniFEP for EPOC は株式会社エヌフォーの登録商標です。
UniFEP for EPOC および UniFEP for EPOC API の著作権は株式会社エヌフォー
が所有しています。